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DANRO 海野雅威&吉田豊

  • 執筆者の写真: A列車
    A列車
  • 2019年5月5日
  • 読了時間: 1分

良いデュオだ。

海野の遊び心のあるピアノと、それをしっかり支える吉田のベース。信頼し合って演奏を楽しんでいる様子がヒシヒシと伝わってくる。

Waltz for Debby など、スタンダードの美しい曲が並ぶ。ライブハウスでの録音のため、若干音が響きすぎるが、それも臨場感として受け入れよう。


海野雅威(1980生)は2008年にニューヨークに移住してハンク・ジョーンズに師事し、現在、「ニューヨークで最も有名な日本人ジャズピアニスト」として知られている。


ライナーノーツによれば、二人が北海道の養護学校で演奏した時に、最初警戒していた子供たちがだんだん近寄ってきて、最後は校歌の大合唱になったという。それを見て、校長先生が「二人の演奏はまるで暖炉のように、あったかそうだよって、子供たちが集まっていくようでした」と言った言葉から、ずっとそうあり続けたいと、アルバムタイトルをDANROとしたということだ。

そんな二人の心の温かさがにじみ出ている。


ホットウイスキーでも舐めながら。


2015録音)

 
 
 

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