レイ・ブラウン(1926~2002)がリーダーのウッドベース3本による共演である。
ベースだけで曲になる?同じ音で飽きるんじゃないか?などと疑問符をもって聴いたが、とにかく楽しい。ライブという事もあり、ノリノリの演奏を聴かせてくれる。
短いテーマソングから、BlueMonkのソロ回しなどは「なるほど、そう来ますか」と納得。
真ん中にブラウン、左にクレイトン、右にマクブライドというポジションがはっきり分かり、数々の名プレイヤーを支え続けたブラウンの重低音、弟子のクレイトンの太い音のソロ、マクブライドの切れの良いメロディーラインなど、それぞれの特徴も出ていて臨場感がある。
途中でベース2本の曲やピアノトリオの曲もあるが、やはりベース3本の曲が楽しい。
自分達も気に入ったとみえて、2000年にも同じメンバーで同じテーマソングで始まるSuper Bass2を出しており、こっちもゴキゲン。
これはベースの重低音を楽しむアルバムなので、大型スピーカーで聴いてほしい。
飲みながら、合いの手を入れたりして。
(1997録音)
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