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Milo’s Illinois Harry Allen & Mike Karn

  • 執筆者の写真: A列車
    A列車
  • 2022年3月18日
  • 読了時間: 2分

コロナ禍において音楽活動が制限され、ミュージシャンは非常に大きな影響を受けている。そんな中でハリー・アレン(1966生、ts)はオーバーダビングやオンラインセッションなど、できる方法でホームレコーディングに挑戦している。このアルバムは最小のチーム活動ということでマイク・カーン(1966生、b)に声を掛けたデュオによる作品。

ライナーノーツでマイクは「ハリーが僕に救命胴衣を投げ入れてくれた」と語っている。


マイクのベースはオーソドックスながら抜群の存在感があり、しっかりとハリーの演奏を支えている。一方ハリーのサックスはバラードではサブトーンを効かせているが湿っぽくならず、あくまでも明るい艶のある音で吹いている。ジャケットの絵のように、くつろいだ雰囲気でホームレコーディングを行ったのだろう。

サックスとベースだけというのは珍しい組み合わせだが、セッションがこんなに楽しいんだと改めて実感させてくれる素晴らしいアルバムだ。

そして、僕たちがCDを購入することも彼らの支援になるんだという事も。


タイトルのMiloというのはペットの犬の名前で、Illinoisというのが調べても州の名前としか出てこないのだが、ライナーノーツにkeeping a small dog warmとあるので、どうも犬のベッドのことのようだ。


薪ストーブの炎を眺めて、コーヒーをすすりながら。


2021録音)

 
 
 

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