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My Funny Valentine Miles Davis

  • 執筆者の写真: A列車
    A列車
  • 2019年2月14日
  • 読了時間: 1分


表題曲のMy Funny Valentineは、とても寂し気に演奏されているので、勝手な想像で「バレンタインデーに期待していたのに、彼が声を掛けてくれない・・・」というような失恋の曲かとずっと思っていた。ところが調べてみると、元歌はブロードウェイミュージカルで、「私の滑稽なバレンタインちゃん、小さくてかわいいバレンタインちゃん、見かけは笑えるし、話し方も間抜けだけど、そのままでいてね」みたいな、バレンタインという名の男性の恋人を馬鹿にしながらも愛を訴えている、肉食系女子の曲なのだ。

マイルスもエラ(vo)もサラ(vo)も、みんな静寂に演奏するのは何故なんだろう??


いずれにしても、マイルスのソロ・ブロウが冴える、すばらしい演奏。


このアルバムは、黒人の公民権運動に寄付するために行われたチャリティコンサートの録音だが、チャリティでの出演をマイルスが独断で決めてしまい、当日メンバー達から「ノーギャラかよ、やってらんねえよ」「俺は帰る!」と不満が出て出演前は険悪な状況だったとか・・・。


冬の夜、薪ストーブの火を眺めながら、なんていうのが似合いそう。

1964録音)



 
 
 

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