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The Sidewinder Lee Morgan

  • 執筆者の写真: A列車
    A列車
  • 2020年3月30日
  • 読了時間: 1分

リー・モーガン(1938~1972 USA)のトランペットは艶やかでとても力強い。10代の頃からディジー・ガレスピーやアート・ブレイキーのバンドで活躍した実力派で、ハード・バップの熱い演奏が魅力的だ。

このアルバムのタイトル曲The Sidewinderは、録音中にトイレでひらめいてトイレットペーパーに走り書きしたといわれている。当時流行しはじめた8ビートを取り入れているため、「ジャズ・ロック」ともてはやされ、テレビCMに使われるなど、blue noteレーベル最大のヒットとなった。

このアルバムが大ヒットし、不良っぽいアイビースタイルでかっこよかったモーガンは、一躍スターダムに駆け上がった。

彼には売れない時代から支えてくれた12歳年上のヘレンという内妻がいたが、何度も麻薬や浮気でもめていて、ニューヨークのジャズクラブに出演していた雪の夜、ステージ合間の休憩中にヘレンに拳銃で撃たれて死亡してしまった。

享年33歳、まさに「時代の寵児」として駆け抜けた人生だった。

若きジャズマンに思いを馳せながら、バーボンのロックで。

1963録音)

 
 
 

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