トマソ・ペラッツォ(1996生イタリア)は高校音楽科からアムステルダム音楽院、そしてマンハッタン音楽学校を卒業したばかりの新進ピアニスト。
このアルバムは彼のオリジナル2曲の他、オーネット・コールマンの曲やスタンダードを演奏している。
アルバムの表面にはベースのDino Cerrutiの名前が先に書いてあるので、彼がリーダーなのかもしれないが、ライナーノーツが無いので不明。
繊細で美しいメロディーとキラキラしたピアノタッチが印象的で、特に表題曲Empty-Tyと、ナット・キング・コールも唄っているBlame it on my youthのバラード2曲が沁みる。
ライブ録音と書かれているが、観客の拍手等は入っていないので無観客かもしれない。太いベースの音と、澄んだピアノの音がきれいに録音されている。
美メロ系ピアノトリオファンにお薦めしたい。
クラフトジンのソーダ割りを楽しみながら。
(2021録音)
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