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In a Sentimental Groove Ignasi Terraza

  • 執筆者の写真: A列車
    A列車
  • 2019年11月17日
  • 読了時間: 1分


スペインの盲目のピアニスト、イグナシ・テレザ(1962生)のピアノトリオ。

カタロニア民謡からスタンダードまで弾いており、エキゾチックでメロディアスな躍動感が心地良い。

出だしからノリの良い曲が続き、一気にイグナシの世界に引き込まれる。


彼は10歳の時に失明したということだが、飛び跳ねる曲が多く、ハンディは全く感じさせない。盲目のピアニストは、他にもテテ・モントリューやマーカス・ロバーツが有名だが、彼らの演奏を聴いても、やはり不自由とは思えない。もしかすると、ピアニストには視力は必要ないのかもしれない。彼らの心眼には、鍵盤がハッキリ見えているに違いない。


メロディーラインの美しい曲ばかりだし、やさしそうなオヤジ(イグナシ)が日向ぼっこをしているジャケットも印象的で、タイトルのセンチメンタル・グルーブ(感傷的な高揚)という表現がぴったりくる、素敵なアルバムだ。


黄昏時の陽だまりの中で。


2005録音)

 
 
 

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