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Melodies.The Magic Mountain Mateusz Palka

  • 執筆者の写真: A列車
    A列車
  • 6 日前
  • 読了時間: 1分

更新日:1 日前


雑誌「ジャズ批評」のマイ・ベスト・ジャズアルバム2024で銅賞に選ばれた作品。

マテウシュ・パウカ(1993生ポーランド)は5歳からピアノを始め、クシシュトフ・ペンデレツキ音楽アカデミーを卒業し、現在も博士課程に在籍中。2023年からはクラクフの国立中等音楽学校でピアノ教師も務めている。

様々なアーティストのプロジェクトに参加している中で、本作品は自身のトリオでの2枚目のアルバムである。ベースはピオトル・ポウドニャク、ドラムはパトリック・ドボシュ。


彼のHPによると、印象派とロマン派の影響を受けた美しい旋律が持ち味であるとしている。実際、このアルバムを聴くとクラシックをベースに抒情的で繊細な即興音楽を積み上げていると感じられる。

最後の曲Leaving(別離)では、余計なアドリブは必要ないという潔さで音数少なくメロディーを綴っており、美しさに涙が出そうになる。


録音も素晴らしく、ピアノの響きがとても厚みがあり、タッチの綺麗さがよく再現されている。また、残響もしっかり入っており、クラシックのアルバムのようだ。

現代のポーランドジャズを代表する名盤と言って良いだろう。


新緑を撫でる風を眺めながら


2022年録音)

 
 
 

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