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Plastic Moon Magnus Hjorth

更新日:2018年9月21日


マグナス・ヨルト(1983生)はスウェーデン出身のピアニスト。

彼の硬質なピアノの響きに、ペーター・エルド(b)、池長一美(ds)がそれぞれのイマジネーションで命を吹き込む。レギュラートリオではないということだが、数回の顔合わせでこれだけのインタープレイができるというのは本当に素晴らしい。

あくまでもクールで美しい旋律が、いかにも北欧のジャズという感じだ。


プロデューサー米山葉子氏のライナーノーツによると、ドラムスの池長一美のオリジナル曲でアルバムの最後に入っている Jogen - Plastic Moonからアルバムタイトルをつけたということだ。上弦の月はこれから満月に向かう過程だという思いを込めているようだ。


蛇足ながら、ジャケットの絵が月の上半分で下が平らだが、「上弦」って上が弦で平らじゃないの?と思って調べてみた。「上弦の月」は月の出の時はこのジャッケットのように上半分で現れ、夜空を横切っていき、天中では縦に右半分が見え、月の入りの時は下半分になるのだそうだ。下弦の月はこの反対の形である。・・ひとつお利口になった(笑。


静かな夜更けに、じっくりと聴きたい。


2010録音)

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