美しい! 浮遊するようなやさしい音色と哀愁の漂うメロディーに引き込まれる。
ミシェル・ビスチェリア(1970生ベルギー)はヨーロッパジャズファンに人気の叙情派ピアニスト。
彼もヨーロッパの多くのピアニストのようにクラシックから入ったが、10歳頃からジャズに目覚めたという。
強弱を生かしたタッチで、音の出し方が上手い。
このアルバムはオリジナル曲で構成されており、アルバムタイトルのSingularityとは、特異点とか唯一性と訳すようだ。
このアルバムにはもう1枚おまけのライブ盤が付いている。こちらはスタンダード曲も入っており、別売りしても売れるだろうと思える良い演奏ばかりである。
ヨーロッパらしい美メロジャズを聴いてみたいという方には是非お薦めしたい。
深夜、香りの良い酒でも楽しみながら。
(2013録音)
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