Speak No Evil Wayne Shorter


ウェイン・ショーター(1933USA)は、ジャズ・メッセンジャーズやマイルス・バンドという花形グループで活躍した実力者で、いずれも彼の独特かつミステリアスな才能を買われて招請されたものだ。


まずは、このジャケット、初めて見た時は、女性のアップとキスマークの強いインパクトで「映画音楽?」と思ってしまったが、これは当時の奥様で日系人のアイリーンの写真を使ったデザイン。


Speak No Evilというタイトルは、「悪を言わざる」という意味で、See no evil ,Speak no evil ,and Hear no evil(見ざる、言わざる、聞かざる)という諺の一部だ。当然ながら英語では「3匹の猿」のデザインにはならない(笑。

曲名を見てもWitch Hunt(魔女狩り)、Dance Cadaverous(死人の踊り)と物騒で、呪術的な世界観を表していると思われる。


曲想はいわゆるモードジャズで、メロディーもはっきりしているが、ショーターの陰りのあるサックスが彼の持ち味のミステリアスな雰囲気を醸し出している。


部屋を暗くして、じっくりショーターの世界に浸ってほしい。


余談だが、ショーターは存命で2015年の東京ジャズに出演したので、聴きに行ったが、即興で「ピロロロ・・・・ピロロロ・・・・」と音を出すだけでメロディーはなく、全く理解できなかった(汗。


1964録音)

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